マネーカフェ

2014.5.28

株価と景気

民主党政権下の当時と比べると、日経平均株価もずいぶん上がりました。

特にアメリカ株においては、目を見張るほどの上伸が続いております。

株価上昇ということは企業が成長しているということでしょうか?

 

企業の収益性を測る指標としてROE(株主資本利益率)があります。

ROEという視点で見ると、従業員を解雇し、設備投資を削減するとROEはたちどころに上昇します。

ROEの数字が良いと投資家がその株式を魅力的だと判断し購入しますので、株価はさらに上昇していきます。

その上自社株買い戻しをすれば、株価は輪をかけて上昇していきます。

 

史上最高値を更新し続けるアメリカ株式はまさに上記のような方法によって実現しています。

しかし、このような株価上昇がいわゆる景気の良さと無関係なのは明らかでしょう。

 

高ROEが本当に良いのでしょうか?

例えば従業員を解雇し、設備投資を削減した結果として高ROEが実現された会社に将来性が本当にあるのでしょうか?

日本の優良製造業などは低ROEの企業が多いですが、将来性がないということでしょうか?

そんなことはないでしょう。

 

従業員が解雇されれば、世の中の失業率は上がります。

例えば設備投資を削減し、工場を売却し、研究開発を外注する企業にどれだけ将来性があるのでしょうか?

確かにROEは上昇し、株価も上昇していくでしょう。

しかし、やっぱり景気とは無関係の株価上昇になります。

 

こういった視点で見ていくと、株価と景気は別個に考えていく必要があると思います。

特に世の中は株価と景気を結びつけるような報道が多いので、注意が必要だと思います。

 

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